将来検討・建替え

将来検討コンサルタント

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安心と信頼の公的コンサルタントによる団地・マンション再生

マンションの高経年化に伴いさまざまな課題が発生します。
変化し続ける社会情勢、すこしずつ増える修繕箇所や漏水等の問題、高齢化により使いづらくなってきた設備など。さまざまな課題から、このまま修繕を続けるのか不安になることもあると思います。
現在の状況を踏まえ、将来建物がどうなっていくのか、修繕/改良改善/耐震/建替えのさまざまな方向、それぞれにおける具体的な内容やメリット、それぞれにかかる費用を把握したうえで、区分所有者とともに比較検討をしていくことが重要です。
横浜市住宅供給公社では、そういった管理組合の状況や課題に応じて将来に向けたコンサルティングを行います。

将来に向けて一緒に考えましょう。
まずはお気軽にお問い合わせください。
045-451-7752営業時間 9:00~17:00(土日祝定休)

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公社が考える4つの再生

マンション団地再生の進め方について、日頃皆様からいただく相談や業務の内容を基に4つの再生手法があると考えます。

4つの再生イメージ

修繕
補修を繰り返しながら今の建物を維持・保全
→経年劣化や故障破損個所を元の状態に戻す
耐震
建物の安全を確保するために耐震改修
→耐震性不足の場合に、柱補強やブレースを入れて補強
改良・改善
建物の資産価値や性能を向上させるためのグレードアップ
→断熱改修、エレベーター設置、防犯カメラ設置など
建替え
現在の建物を取り壊して、建替える
→老朽化や居住水準の低下、耐震性能不足などすべての問題が解消

建物の経年状況

これら4つの手法をベースに将来検討を進めていきます。

将来検討の流れ

準備段階

有志または理事会による勉強会や広報作成などマンション再生の基礎的な検討を開始し、建物の現状や検討の必要性について区分所有者へ周知していきます。
管理組合として具体的な検討を開始することに関して、検討組織の設置や検討費用の予算化について集会にて決議します。
【検討段階へ進むことへの合意】

検討段階

アンケートやワークショップを通じて現状の把握や区分所有者の意向を把握します。修繕、耐震、改良・改善、建替えを行った場合の費用対効果を比較し、マンション再生の方法を決定します。検討の結果、建替えを目指す場合は、管理組合として本格的に建替え計画の検討に進むことを集会で決議(建替え推進決議)します。【計画段階に進むことへの合意】
維持を目指す場合は、適切な管理・修繕が行われるよう検討します。

  1. 補修点検等を行い、日常管理を実施
  2. 適時適切な時期に計画修繕(大規模修繕)を実施
  3. 耐震診断を行い、耐震性が不足している場合は補強を検討
  4. 設備や環境に不満がある場合は、改良・改善を検討
  5. 経年劣化により1~4で大きな負担がかかる場合、全てを解決する建替えを検討
    ※1~4(維持)と5(建替え)の費用対効果を比較検討しマンションとして方針を決定

「建替え」を選択した場合

計画段階

プラン・事業費を含め、どのようにマンションが生まれ変わるのか建替え計画を明確に定める必要があります。計画の策定にあたっては、建替え計画の策定を支援するコンサルタントや事業協力者等の協力が必要になります。
建替え計画を基に、説明会や面談を実施して区分所有者へ周知し、合意形成を図ります。
建替えを実際に実施することを集会で決議します。(建替え決議)建替え決議は区分所有者及びその議決権の各5分の4以上の賛成で成立します。

実施段階

法定建替え、任意建替え、敷地売却など様々な手法がありますが、法定建替えの場合、マンション建替え円滑化法に基づいてマンション建替え組合の設立や権利変換計画を作成し、現在のマンションを解体、再建マンションを建設します。再入居、新しい管理組合を設立し事業が完結します。
※計画段階で決定した手法で推進します。

「維持」を選択した場合

建物の長寿命化や魅力・資産価値を高めるための取組を進めていきます。
定期的な長期修繕計画の見直し、長期的に住まうことを目指した住民ニーズの把握など、マンションを次の世代へ受け継いでいくために、適切な管理、修繕を継続していく必要があります。

マンション管理ページ
大規模修繕・長期修繕計画ページ

PROMIRISE

それは一度だけでない、
未来へと続く住まいと暮らしを約束する合い言葉。

【PROMISE:約束】と【SUNRISE:日の出】を組合わせた、
横浜市住宅供給公社が贈る建替分譲マンションの新しいブランド名です。
「約束」は、豊かな市民の暮らしを必ず実現するという想いや決意を表し、
「日の出」は、次の日も必ず昇る太陽のように、
繰り返し迎える明日をミライへとつないでいくという恒久の意思を象徴しています。

超高齢化社会、人口減少社会を迎え、震災時に倒壊する恐れがあるマンションは全国に1万棟以上 あると言われています。そこで、末永く健やかに安心して生活できる「ついの住処」が必要不可欠です。
ただ、住み替えたくても条件に制限があったり、住民の合意が得られないなどの理由で、将来の生活が描けない団地やマンションも多く見られます。
私たち「横浜市住宅供給公社」では、“つくる、つなげる、再生する。”をモットーに、横浜で暮らす方にとって理想の住まいとまちづくりに取り組んでいます。

※日本経済新聞電子版2018年11月6日掲載より

プロミライズ横浜井土ケ谷

横浜市住宅供給公社初のマンション建替え事業

「プロミライズ横浜井土ケ谷」は、横浜市住宅供給公社が1968年に分譲したマンション、「下之前住宅」の建替えにより誕生しました。
経年による老朽化や、住民の合意形成、管理運営面などの課題と向き合いながら、横浜市住宅供給公社が取り組む「暮らし再生プロジェクト」のもと比較検討を重ね、約50年の時を超えてついに生まれ変わりました。

物件概要

建替え前
物件名称 下之前住宅
所在地 南区井戸ケ谷下町27-1
戸数 住戸16戸、事務所
敷地面積 718.07m²
延床面積 1,438.31m²
構造・規模 鉄筋コンクリート造、地上5階建て
竣工 昭和43年
建替え前
建替え後
物件名称 プロミライズ横浜井土ケ谷
所在地 南区井戸ケ谷下町27-1
戸数 住戸30戸
敷地面積 718.07m²
延床面積 2,776.51m²
構造・規模 鉄筋コンクリート造、地上7時建て
竣工 令和2年6月
建替え後

管理組合が建替えに活用した支援

1横浜市住宅供給公社のコンサルティング
管理組合は、横浜市住宅供給公社が開催するマンションの再生に関するセミナーへの参加をきっかけに、平成24年度から公社のコンサルティングを受け、修繕・耐震改修・建替えの比較検討や説明会の開催など、再生に向けた検討・計画づくりや、合意形成を進めてきました。
2横浜市による事業補助
「横浜市マンション再生支援事業*1」で、修繕・耐震改修・建替えの比較検討費用等に対して補助を受けました。また、「横浜市マンション建替促進事業*2」で、権利変換計画の策定費や建物の除却費、共用部分の整備費に対して補助を受けました。

経過

平成24年~26年、28年
横浜市マンション再生支援事業の活用
平成29年3月
建替え決議(建物の区分所有等に関する法律)
平成30年3月
建替組合設立認可(マンションの建替え等の円滑化に関する法律)
平成30年6月
市の補助金交付決定(横浜市マンション建替促進事業)
平成30年9月
権利変換計画認可(マンションの建替え等の円滑化に関する法律)
平成30年12月
解体工事着手
平成31年4月
本体工事着手
令和2年6月
竣工

【参考】
*1 横浜市マンション再生支援事業
建替えや大規模改修、住環境の整備などマンション再生活動を行おうとする管理組合に対して、検討費用の1/2(上限30万円)を、5年間を限度に補助します。
*2 横浜市マンション建替促進事業
耐震性が不足する老朽マンションについて、区分所有者が行うマンション建替事業で自己負担を伴うものに対する補助事業です。合意形成支援や建替え事業全体の促進のため、権利変換計画や建築設計、除却、共用部分等の整備について、国の優良建築物等整備事業を活用しながら、事業費の一部を補助します。

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